■治療方法■
1.問診・触診
初診の場合は問診をさせていただきます。「今日はどうされました?」「いつから痛くなりましたか?」
「どうすると痛いですか?」「内臓疾患はないですか?」「お薬は飲んでいますか?」など簡単な問診を
行ないカルテを作成いたします。
次に痛い部分を診させていただきます。骨のゆがみや筋肉の硬さ、関節の可動範囲等を調べます。
おおよその状態が分かったら原因や病態・治療方法について説明いたします。分からないことがあれば
何でもお聞き下さい。
2.筋肉をゆるめる
首や背中、腰の痛みの原因は硬い筋肉であることが多いので、まず筋肉をゆるめます。
針や灸でも筋肉はゆるみますが、手や指を使えば更に筋肉はゆるみやすくなります。
骨がゆがんでいるときは矯正する場合もあります。
3.はり
筋肉をゆるめ血行を良くし、更に炎症を抑えるために針を行います。
当院は「使いすて針」を使用しており、患者さんの目の前で開封し、使用後はただちに廃棄します。
針の太さは0.14〜0.24ミリと非常に細いものです。痛みはほとんどありません。
針の本数は4〜10本程度で、刺激を効果的にするため低周波を流します。低周波は6Vの低電圧なので
心地よい刺激です。
はり治療 (使用ハリは部位や症状により異なります)
@滅菌針を取り出す
Aツボに当てて刺入 B刺入しました
C電気を流しています
4.きゅう
灸も針と同様に筋肉をゆるめ血行を良くし炎症を抑えるために行います。
当院では基本的に痕(あと)が残りにくい「間接灸」(45℃〜55℃)を使用します。
点火後、徐々に温かくなり、ジーンとした熱さが1〜2分続いて終了です。
症状がひどい場合や感覚が鈍い時などは「もぐさ」を直接肌に載せて点火する「直接灸」(80℃〜100℃)
を行う場合もあります。この場合痕が残る場合がありますが、患者さんの同意を得てから行って
おります。
きゅう治療 (使用灸は症状や皮膚の強弱によって異なります)
@間接灸をツボに貼る
Aライターで着火
B燃焼中(ジワ〜ッと熱い) C火傷や跡は残りません
5.温熱療法
症状により赤外線・遠赤外線・極超短波などで筋肉を温め血行を促進します。
おおよそ以上のような流れで治療を行います。
時間は40分〜60分かかりますので余裕を持っていらしてください。
|